昨年の11月22日、羽曳野市介護保険事業者連絡協議会の取り組みとして、地域の小学校・福祉教育のお手伝いをさせて頂きました。今回は埴生南小学校の4年生、97名に「福祉とは」というテーマに基づいた“車椅子体験”授業を行ってきました。
障がい者・高齢者の方々の事、そして普段なかなか触れる事の少ない福祉用具について学習し、自ら体験する事で身近に感じてもらう事が狙いです。
3つのグループに分かれて、『恐怖体験』・『車椅子って大変だぁ』・『車椅子でエンジョイ』という内容を体験してもらいました。
『恐怖体験』では車椅子に座っての階段昇降で不安定な怖さを感じてもらい、『車椅子って大変だぁ』では坂道を押して上り、重みや苦労を体験してもらいました。『車椅子でエンジョイ』では軍手を重ねて感覚を鈍くした状態にし、チーム対抗リレーの要領で膝に乗せたボールを運んで競い合いました。ここでは、ただ大変な体験をするだけではなく、福祉用具を使って生活を送っていても、楽しみや自分で出来る事もたくさんあるという事も伝える事が出来ました。
授業後の感想として、「大変だった」「しんどかった」「意外とおもしろかった」等々、子供たちからたくさんの声をもらう事が出来ました。これだけでも体験授業の甲斐があったのですが、中には「街中で困ってる人が居たらまず声をかけて、必要と言われたら手伝う」というとてもうれしい声も聞けました。しっかりと相手に寄り添い、一方的にならない気遣いの大切さが子供達に伝わった事に感動しました。
今回は授業のお手伝いをさせて頂きましたが、参加した私達自身もとても温かい気持ちになる良い機会でした。埴生南小学校、昨年度4年生の皆さん、先生方、各事業所の皆さん、ありがとうございました。
その他のお手紙・感想
◆ 体験授業に来てくれてありがとうございました。車椅子の使い方やしくみなど教えてもらったことを調べ学習にいかせるようがんばりたいです。それに、車椅子に乗っている人がいたら、やさしく声をかけれたらと思います。
◆車イスについて教えてくれてありがとうございました。車イスに乗って動くことはないのでとてもいい経験になりました。もし、自分や家族が使うことになったら。今日のけいけんをいかしたいです。
◆お礼の言葉
今日は、お忙しい中、来ていただいてありがとうございました。ヽ(^o^)丿とても分かりやすかったです!車イスの使い方を知って良かったです。もっと福祉について知りたいと思いました。今日いろいろなことを教えてくれてありがとうございました。ヽ(^o^)丿
ハートケアグループでは、介護福祉事業を通じて地域社会へ貢献できるような取り組みにも協力しています。今後もまた、福祉教育のお手伝いを通して地域との繋がりを作っていき、社会に貢献していきたいと思っています。