令和元年9月6日(金)、NPO法人ケア・ユニゾン主催の人権研修会を藤井寺市民総合会館にて開催しました。医療法人徳洲会・介護老人保健施設八尾徳洲苑 理学療法士・認知症介護指導者の土井敏之先生を講師としてお招きし、“認知症利用者の人権を守る” をテーマに講義していただきました。
今年で3年目となる土井先生の研修会は大変好評で、今回もハートケアグループ内と地域の事業所と、合わせて58名の方が参加されました。
人権という難しいテーマで、2時間という短い時間ではありましたが、土井敏之先生のお人柄とご自身の経験を交えての講義で、とても分かりやすい内容となっており、参加者の皆様は一言一句聞き漏らしの無い様に熱心に受講されていました。また、参加されていた方々は、専門職として「ご利用者視点でご利用者の意思を引き出す姿勢」や「認知症の人とのコミュニケーションの取り方」、「ケアを実践する上での留意点」、「グレーゾーンの行為」など現場での状況や、これまでの認知症の方に対してのケア等を振り返る良い機会となり、ご利用者との対応を深く考え再認識されていたようでした。
講義の最後には、権利擁護と権利侵略、そしてチームの繋がりの大切さを、一人一人がしっかりと理解しやすいように、ゲームを通じたワーク形式で楽しく分かりやすく伝えて下さり、より一層理解が深まりました。
研修に参加された方からも「とても分かりやすかった」「受講して良かった」「現場に基づいた話でとても理解しやすく参考になった」などのお声を多数頂きました。
当たり前の事を当たり前に出来る様にチーム一丸となり、ご利用者本位のサービスを提供出来るよう取り組んで参りたいと思います。そして今後もハートケアグループでは、地域の方々と共に向上していけるような研修会を開催していきたいと考えておりますので、皆様のご参加を心よりお待ちしております。