スウェーデンへの海外研修、後編です。 (前編はこちら)
【ハガゴーデン(3日目ハニンゲ)】
ストックホルムから南、20kmの位置にある公営の施設で認知症対応の90室の入居とショートステイを利用できる部屋があり、デイケアや、他の施設に食事を配る事が出来る大規模な厨房もありました。ここでは90名の方が入居しており、それを支えるスタッフの数も120名在籍し、常時74人のスタッフが日々のケアを支えているとても大きな施設でした。実際にこの施設を利用している方々のお部屋にもお邪魔して、その部屋の大きさや快適に暮らしている様子を知る事が出来ました。厨房で作っている食事も試食させて頂き、食事を作る上での様々な配慮、「食事を楽しんでもらう」という意識を伝えて頂きました。
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ハガゴーデンの休憩室
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ハガゴーデンの食堂
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ハガゴーデンはとても広大な敷地の中に様々な施設を備えていました。
【シルビアヘメット(4日目ストックホルム)】
この施設では高齢者や認知症の方々を受け入れるデイケアサービスと、認知症に対する知識を広く伝える教育や認証の機関でもあり、研修期間を終えスウェーデン王妃から直接称号を受けとる事が出来る「シルビアシスター」が誕生する場所でもありました。教育機関としての側面では様々な福祉用具や認知症への知識を実践した取り組みや考え方を教えて頂きました。ここで教わった4つの基本原則(認知症の方との寄り添い方・職員同士のチームワーク・コミュニケーション・家族への支援)はとても重要なお話でその信念と大切さを学ぶ事が出来ました。
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シルビアヘメット。この日はとても寒く霜が降りていました。
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高い天井と広い室内。光も差し込む中でコーヒータイムを楽しむそうです。
また自由時間にはストックホルム中心部や旧市街地、また観光地などを歩き、日本とは全く違う街並みを散策する事が出来ました。
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バスで移動中、朝の風景
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スウェーデン王宮
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ガムラスタン(旧市街地)
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スウェーデン博物館
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ストックホルムの夜
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ノーベル賞授賞式会場
このブログでは写真で雰囲気をお伝えさせて頂きました。
日本に帰ってきても、またすぐに行きたくなるほど、スウェーデンは魅力的で大きくて広くて、街の人たちは親切でした。こんな機会に巡り合えた事、いろいろな出会い、過ごした時間は忘れられないものでした。