デイセンターリハビリプラザ美原では、日本ミュージックベル協会が主催する「ミュージックベル合奏コンテスト・シニアの部」に参加しました。参加にあたり、スタッフ一同、貴重な経験をさせていただくことになりました。
参加することになったのは、ハンドベルを購入し封をあけたところ、中にコンテストの応募パンフレットが入っていたことがきっかけです。それを見てご利用者に「目標とやりがい、達成感」を味わっていただくことができるのでは、と思い取り組むこととなりました。
リハビリプラザ美原は午前午後の2部制となっており、ご利用者がデイサービスで過ごす時間は約3時間半です。限られた時間の中での練習でしたので、正直結果としては難しい出来栄えかもしれません。しかし、応募に至るまでに私たちスタッフはご利用者からたくさんの感動を頂きました。高齢というだけでなく、視力障害、片麻痺、認知症、さまざまな疾患を抱えた利用者が、強制ではない中で参加してくださいました。ハンドベルを持ち、模造紙に描いた楽譜を真剣なまなざしで追い、自分の音を作り出してくださいました。
「これやったら片手しか動かんけどできるなぁ」「どうやったらかっこええ音がでるんやろ」「家で練習するから楽譜写真にとってちょうだい」「私がおらなひとつの曲にならへんもんなぁ?、休まれへんわ」など、一人ひとりが自分のできる精一杯を私たちスタッフに見せて下さいました。審査用ビデオの撮影日にはいつもよりきれいにお化粧をされ、良い緊張感の中カメラを前にされた方もいらっしゃいました。
正直、今回は審査や賞が目的ではありませんので、コンテストの趣旨とは違うかもしれません。けれど、ご利用者の皆様が今回このような社会参加をされたことで、私どものデイサービスには笑顔があふれました。私たちスタッフに感動を与えてくださったご利用者皆様に心より感謝いたします。誠にありがとうございました。