デイセンターリハビリプラザ美原で『男の料理教室』を開催しました。このイベントは、リハビリプラザ美原の木曜日の午前のご利用者に男性が多く、「このまま一人になったらなんもでけへんなあ」という少し淋しい会話から生まれました。
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第1弾のメニューは、北海道・漁師の料理とも呼ばれる”チャンチャン焼き”。鮭・豚・大盛り野菜を男性利用者のみで切ったりさいたり炒めたり。お味噌やお酒、みりん等のあわせ調味料も作って下さいました。脳梗塞により片麻痺のある男性ご利用者2名も、「わしらなんもでけへんわ」と言いながらも、ご自身のできる”仕事”を見つけられ、大量のきのこ類を最後まで丁寧に割いて下さいました。
他のご利用者も「包丁持つの初めてや!」「わし、レンジの使いかたも知らんわ」など、「いかに普段奥様に甘えているのかを思い知る」と、少し”のろけ”も入って笑顔で会話しながら調理されていました。
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そしてあまりにお天気がよかったので、急きょ裏庭でバーベキューとなりました。自然に囲まれ、ご利用者が一生懸命に作ってくださったチャンチャン焼きを、スタッフと女性利用者はとてもおいしく頂きました。
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その後、他の曜日のご利用者より「僕らもやりたい!!!」との声が上がり、「第2弾男の料理教室 パティシエ編」が開催されました。メニューはスイーツの王道”イチゴのショートケーキ”。みなさんとても真剣なまなざしでスポンジに向かい、生クリームとイチゴのデコレーションに挑まれました。
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完成したケーキの中から、大きなイチゴがゴロゴロとでてくること。とても贅沢なケーキとなりました。「ケーキってこんな段取りでできてんかいな」「これはわしでもできるから孫に教えたろ!!」など、ケーキも流れる時間も、甘いものとなりました。
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今回、ご利用者の姿を見せていただき、「逃げず、挑戦し、可能性をみつけ、達成することの素晴らしさ」、そしてその中で喜びをも見出される姿に、私たちスタッフも勇気を頂きました。
本当にありがとうございました。
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