デイルーム藤井寺では、5月から月1回、社交ダンスのボランティアさんが来て下さっています。
始まりは、あるご利用者の「社交ダンスを覚えて、楽しみながら体を動かしたいわ」との一言でした。
早速、ご利用者の願いを叶えるため、社交ダンスを踊れる職員がいないか、聞いて回りました。けれども、残念なことに社交ダンスを踊れる職員は見つからず・・・。
悩んでいると、ある職員から「知り合いに社交ダンスをしていて、色々な施設をボランティアで回っている方がいるよ」と、嬉しい情報が入ってきました。
すぐに連絡してもらうと、快く承諾してくださり、5月12日、記念すべき第1回社交ダンスパーティーの開催が決定しました。
男女2組4名の陵南の森の社交ダンスグループで、早速、社交ダンスを披露して下さり、ブルース・タンゴ・ワルツ・チャチャチャ・ルンバ・ジルバと、さまざまな種類の曲に合わせて踊って下さいました。社交ダンスの間に、カラオケも入り、1人ずつ素敵な歌声も聞かせて下さいました。
その他に社交ダンス体験の時間もあり、初心者向けのブルースの曲に合わせて、『(女性用)右足→左足→右足→左足揃える』といった感じで、はじめに少し基本ステップの方法をレクチャーして下さり、あとは男性がやさしくリードしてくれるので、今まで踊った事のない方でも、ステキに踊る事ができました。
第2回社交ダンスパーティーでは、ブルースの他にワルツの基本ステップの指導もあり、社交ダンス体験の時間が充実していました。ご利用者は、前に出て踊るのが少し恥ずかしいようで、第1回・2回とも、体験は少人数のみとなっていますが、素敵な衣装で踊っている姿を眺めているだけでも楽しんでいただけたようでした。カラオケが好きなご利用者は、「踊りも上手やけど、歌も上手やねえ」と、ダンスだけでなくカラオケの歌声にもうっとりと聞き惚れていらっしゃいました。
いつもは、活気あふれるリハビリルームですが、この日は、中央に広い空間のあるダンスホールに大変身。心地よい時間がながれる優雅でステキな空間になっていました。
念願の社交ダンスを体験して、「もっと、もっと踊りたい」「職員も覚えて一緒に踊ろう」と、元気あふれるご利用者をみて、とても嬉しく思いました。
今後も、お一人おひとりのご利用者の声に耳を傾け、満足していただけるデイサービスを目指して、楽しい企画をたくさんお届けしていこうと思います。