平成27年11月8日にケアホーム伊賀、14日にケアホーム長吉、15日にケアホーム西羽曳が丘、ケアホーム羽曳が丘、ケアホーム春日丘の3ホームの、家族懇談会を開催しました。お忙しい中、お時間いただきお越しくださいましたご家族の皆様、誠にありがとうございました。
★11月8日(日)第3回ケアホーム伊賀家族懇談会
家族懇談会では、平成27年度ハートケアグループ全体の事業内容の報告、決算報告、職員教育の在り方や研修体制、ホームでの生活の質疑応答、また施設によってはご利用者が普段召し上がっておられる食事の試食会も実施致しました。中でも、各施設長による「1年間のホームでの取り組み」についての発表は、涙をぬぐうご家族の姿もあり、私たちスタッフも胸が熱くなりました。
★11月14日(土)第1回ケアホーム長吉家族懇談会
「あばあちゃんがこんな風に笑ったり、必死に負けん気出したり、こんな表情するんやぁ!」
「おじいちゃん、まだまだ他の人らに負けんとがんばってや!!まだまだ何でもできるんやから!!」
「お母さん、おばあちゃんのこんな顔、久しぶりに見たなあ。楽しそうやんか!」
と、今回、お孫様からのおじいちゃんおばあちゃんに対するお言葉、お気持ちを沢山聞かせていただきました。
優しかったおじいちゃんおばあちゃんが施設に入所することになり、お孫様なりに大きな不安、葛藤があったようです。
「安心しました。これからも時間がある限りホームにきて、おじいちゃんとの時間を作ります。スタッフさんに負けんように、おじいちゃんをいっぱい笑わせたいです!これからもおじいちゃんをよろしくお願いします。」
「おばあちゃん、遠く田舎からここに来て、知らない場所で慣れてくれるか心配でした。でも、今のおばあちゃん、孫の私が来てもホームのお友達とおしゃべりに夢中です(笑)逆に安心です。」
お孫様方がこのような暖かいお言葉を私たちにくださいました。
★11月15日(日)第13回ケアホーム家族懇談会(羽曳が丘・西羽曳が丘・春日丘)
ご入居者の中には「ここは天国やな。サイコー!!益々元気になるでー!!」と笑顔いっぱいで伝えてくださる方もいらっしゃいます。
しかし、このご入居者のお言葉も、お孫様のお言葉も、有難いお言葉をいただいたというだけでは終わらせることはできません。
大事なご家族と一緒に生活させていただく者として、目の前で笑ってくださるご利用者の笑顔に満足してはいけないと思っております。認知症があっても意思も感情もあります。身体が不自由でも生きる力はいくらでもあります。ご利用者自身が人生をプランニングされ、私たちはそれぞれに生きてこられた人生の歴史を尊重しながら十人十色、ご利用者の生活や夢をコーディネートするお手伝いができればと思っております。
自ら選んで施設に入所される方もいらっしゃいます。しかし喜んで来られる方なんていらっしゃいません。何らかの理由の、最後の手段の末です。
ここが最高やと喜んで言ってくださるご利用者も住み慣れた家で暮らすに越したことはなかったと思います。
私たちは、ここが皆様の本当の家だと思っていただけるまで日々の生活の中身を追求する義務があります。
ご家族のみなさま、今後とも明るく笑いの絶えない施設作りにご協力ください。
少しづつですが進化し続けていきます。
このたびは誠にありがとうございました。