「リハビリプラザ藤井寺」に1月26日(火)、藤井寺南幼稚園の園児さんが遊びに来てくれました。この交流会は毎年の恒例行事となっており、1年を通してご利用者の方々はこの日をとても楽しみにされています。
今回来てくれたのは、年長組の園児さん達20名で、ご利用者のために歌や体操、ふれあい遊びを披露してくれました。園児さんが全身を動かして踊る体操を、ご利用者はとても優しく温かい表情で満面の笑みを浮かべながら、手拍子をして一生懸命応援していらっしゃいました。園児さん達も練習の成果が出せたようで、みんなとっても上手に踊っていました。
また、一緒に歌をうたった時には、ご利用者の方々は涙を浮かべ「本当に可愛いわぁ」、「子育ての時を思い出して」、「こんな子が一生懸命やってるのに感動して」などと話されていました。
歌や体操の後のふれあい遊び「げんこつ山のたぬきさん」では、ご利用者と園児さんがペアとなり、一緒に踊ってジャンけんゲームをしました。涙あり、笑いありで、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
最後に、ご利用者から園児さんたちにお礼のプレゼントを渡しました。紙袋の中身を見たくて仕方なく待ちきれない様子の園児さんたちは、「中身は何が入ってるん?」「開けてもいい?」と言いながら、紙袋の中を覗き込んでいました。プレゼントは園児さんたちが今年4月に小学校に入学したら使ってもらおうとご利用者がこの日までに製作した手作りの巾着2枚と、国旗を見て興味を抱いてもらうようにと世界の国旗の折り鶴の飾り物です。子供たちの大好きな「妖怪ウォッチ」の手作りメダルもプレゼントしました。園児さんたちはとても喜んでくれていました。
近年、日本は高齢化、少子化社会となり、核家族化が進んでいます。世代を超えた交流の機会も希薄であり、地域間の交流の場も少ないと感じます。このような機会は、ご利用者にとっては会話や遊びを通して、日本の文化や歴史を園児さんたちに伝えることができ、また、心理面に於いても「温かさや心地よさ、元気をもらえる」といった効果が得られます。園児さんにとっても、ご利用者から貴重な話を聞く機会を得ることや将来的には「お年寄りを大切にする」といった気持ちが残るのではないかと考え、世代を超えた交流は双方にとって相乗効果が得られると思っています。
藤井寺南幼稚園の園児さん、園長先生、保育士さん、また、遊びに来てくれることを楽しみにしています。