11月6日(日)、ハートケアグループ第7回全体交流会を「ホテル日航大阪」にて開催し、全28営業所の職員160名が参加しました。
一部では、まず初めにハートケアグループ松下代表よりあいさつがありました。3年に一度の介護報酬改定のため、その変化に対応して経営方針を変更しなければならず、職員には大変な思いをしていただいているが、将来、ハートケアグループで働いていて良かったと思ってもらえる会社を目指して地盤固めに取り組んでいること。そしてまた、ハートケアグループが必ず成し得たい目標として掲げている『百年後も残る会社』『業界ナンバーワンの給与』を実現することで、介護業界のマイナスイメージを払拭し、介護事業・介護職の良さを日本中に広く発信し、浸透させていきたいという決意を込めた話がありました。
続いて甲南女子大学看護リハビリテーション学部理学療法学科で講師をされている竹内さをり先生に『認知症ケアを考える』というテーマで基調講演をしていただきました。
竹内先生は、認知症の方やその家族の方への支援活動や認知症ケアに関わる専門職への研修など、高齢者リハビリテーションやケアに精力的に取り組まれておられます。講演では、認知症の方は、自分が変わっていくことへの自覚があり、「何も分からなくなるのか?何もできなくなるのか?」といった不安の中で生活されていること。けれども、物忘れがあっても色々なことができるし、考えることもでき、家族や親しい人との交流を求められていること。色々な出来事を忘れていくかもしれないが、楽しかったという記憶は残っていること。話の筋は分からなくても笑顔や笑い声、話している人のぬくもりなど感情は伝わっていること。そして、何より絶望の中での生活ではなく、希望を持って生活していきたいと望まれていること。認知症ケアに携わる人は、そういったことを理解して、認知症をマイナスイメージで受け止めるのではなく、認知症を抱えた人のポジティブな側面を多く見つけ、その障害をポジティブに受け止めることがまずは基本姿勢として大切であるとのお話が大変心に残りました。そして認知症の方の気持ちに寄り添う姿勢を持つことこそが、理解できない行動が起こった時にも原因や背景を考えたり、何を求め、何を伝えようとしているのかを読み取ろうとする対応につながるものだと感じました。介護に携わる者として心得ておくべき大切なことを勉強させていただける講演会でした。
講演会終了後は、営業所紹介、役員、幹部紹介、そして永年勤続の表彰式がありました。今年の営業所紹介のテーマは『笑顔の種』。各営業所の個性あふれる楽しいスライドショーに会場もにこやかな笑顔に包まれました。
営業所紹介の様子
役員紹介
幹部職員紹介
また表彰式では、勤続20年表彰の方が1名、10年表彰の方が28名の合計29名の職員が永年勤続表彰されました。
役員と表彰者による記念撮影
一部終了後は、32階のスカイテラスに会場を移し、立食パーティーによる懇親会を行いました。役員の乾杯で二部が始まると、32階からの素晴らしい眺めを楽しみながら、美味しいお食事と共に、歓談のひと時を楽しみました。
また、余興では、今年も職員の力作の動画に笑いや歓声が起こり、続いて、二人のピコ太郎とパンダが楽しいダンスで登場するとさらに会場は爆笑の渦に・・・。ピコ太郎とパンダの進行で勝ち抜きじゃんけんゲームも大いに盛り上がり、職員間の交流も深まる楽しい全体交流会となりました。
実行委員記念撮影