ハートケアグループは、今年で創業30周年を迎えました。これもひとえに皆様からの多大なるご支援ご愛顧によるものと心より感謝申し上げます。
30周年を記念して、去る10月28日、ホテル日航大阪5階鶴の間に「ハートケアグループ30周年記念式典」を開催しました。ハートケアグループ30周年記念式典1当日は、日頃お世話になっている39名のご来賓の皆様 (医師、税理士、弁護士、介護事業所、銀行、取引先企業など) をお招きし、ハートケアグループ31営業所の職員203名が出席して盛大な記念式典となりました。ハートケアグループ30周年記念式典2式典開会に際して、役員の下田晃司より開会の挨拶があり、続いてハートケアグループ代表の松下起士より代表挨拶がありました。
実は、国税庁の統計によると30年生き残る企業の確率は、実に0.02%、つまり5000社に1社とのことで、ハートケアグループがその1社に残ったことは実に感無量で、改めてこれまでの来賓の方々のお力添の大きさに感謝すると共に、社員の頑張りの賜物であると喜びの気持ちを述べました。そして、これからもさらにご利用者の皆様に信頼を得られるよう、ますます精進していきたいとの決意の挨拶がありました。ハートケアグループ30周年記念式典3引き続いて、桜美林大学教授の白澤政和先生に「介護保険制度の現状と未来」というテーマで記念講演をしていただきました。白澤先生は、今年の6月には『日本認知症ケア学会 読売認知症ケア賞』において功労賞を受賞されており多方面においてご活躍されています。松下代表との出会いは、代表がまだ介護事業を始められる前のOT(作業療法士)協会大阪府会長を務められていた頃で、大変情熱のあるOTさんがいらっしゃるなぁ~との第一印象を持たれていたそうです。
白澤先生には25周年記念式典でも講演をしていただき、講演冒頭にいただいたごあいさつでは、『5年前に比べてさらに来賓者も増え、随分繁栄されたのだと実感いたします』との嬉しいお言葉もいただきました。
講演では、少子高齢化、特に75歳以上の高齢者数が急増していく中、介護財源の確保と介護職員の確保が今後の大きな課題であり、それをどのように克服すべきか白澤先生の調査や研究からの想いを沢山お話していただけました。
先生のお話から、介護保険の未来が暗い未来にならないためには、要介護者になる前の介護予防サービスの段階が重要であり、社会貢献や仕事への復帰等、一人一人が何か目的・目標を持って、やる気が持続するような介護予防サービスを提供することが必要で、介護予防が、単にリハビリをするだけのものではなく、リハビリ活動が社会貢献に繋がり、地域の生活支援サービスにつながるような仕組みを作っていくことが、今後必要になってくることが分かりました。白澤先生が考えられている誰もがサービスの利用者であり、同時にサービスの担い手でもある地域の助け合いのある社会、地域に「したい役割」があり「いたい居場所」がある地域共生社会になることが、今後大きな課題を克服していくために必要であると感じました。ハートケアグループ30周年記念式典4続いて、ハートケアグループのために常日頃からご尽力いただいている方々へ代表より感謝状を贈らせていただきました。ハートケアグループ30周年記念式典5その後、乾杯と共に食事の時間に入り、食事と歓談を楽しみました。ハートケアグループ30周年記念式典6今回30周年を記念して、ハートケアグループでは社歌を制作しました。100年後も続く企業を目指して、役員米永まち子と職員による社歌制作委員が、社員へのメッセージを込めた歌詞にメロディーをつけて制作。式典で披露しました。ハートケアグループ30周年記念式典7さらにシンボルマークでもあるハートちゃんがマスコットキャラクターとして一緒に登場し、会場の方々にも笑顔がこぼれました。これから先も多くの皆様にとって、親しみのある企業となれるようハートちゃんの今後の活躍にもご注目下さい。
会場では、食事と並行して来賓者の紹介、役員紹介、永年勤続表彰(今回は勤続30年・20年・10年の職員12名が表彰)と進み、執行役員 森山寛基よりハートケアグループの業績報告および今後3ヵ年の事業計画の発表がありました。ハートケアグループ30周年記念式典8その後、職員や来賓の方々によって鼓の演奏やジャズ演奏、三線・ギター・ウッドベース等からなる迫力ある演奏に会場も盛り上がりました。ハートケアグループ30周年記念式典9盛りだくさんの式典も、閉会の時間となり、最後は役員の辻岡勝志より、ご臨席下さった来賓の方々への感謝の言葉があり、30周年の節目を迎え、創業時の想いや理想を忘れることなく、100年後も残る一流企業を目指して邁進していくことを誓い閉会となりました。ハートケアグループ30周年記念式典10ハートケアグループ社歌