11月10日から7日間、財団法人大阪府地域福祉推進財団が企画する「エイジレス社会 海外福祉事情・調査研修」に参加しました。今年はハートケアグループ職員岡本・岩本・岡部・米永が福祉先進国スウェーデンへ研修に行ってきました。
社会保険庁・高齢者福祉施設を運営するアテンドケア社・エリクスダールガーデン・ハガゴーデン・シルビアヘメットと数日間にわたり、ストックホルムやウプサラを巡り、現地の福祉の政策や施設の現場の雰囲気を感じました。
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【スウェーデン社会保険庁(1日目ストックホルム)】
スウェーデンの社会保険、年金給付・疾病給付・障害給付・こども手当・住宅手当などの現金給付を担当しています。ここでは国民への給付や様々な補償の概要、スウェーデン独自の制度などを学ぶ事が出来ました。
特に興味深かったのは、共働きを行いやすい環境を制度で補償し、国民が権利として平等・公平にそれを受ける事が出来る意識の強さ、確立されたシステムがあるというものでした。またその根幹には国民総背番号制度(ID)で管理されている事も知る事が出来ました。
【アテンドケア(2日目午前ウプサラ)】
スウェーデンに行くまでは福祉施設などは主に「公的に行われているもの」のイメージがありましたが、ここは近年増えてきた民間の企業です。アテンドケアでは民間企業としての運営の在り方、会社組織としての入居者(スウェーデンでは消費者と呼んでいる)へのサービスの取り組み、組織の中での地域の責任者や現場の責任者の取り組み、民間ならではのサービスの管理体制などを教えて頂きました。
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アテンドケア社施設内
【エリクスダールガーデン(2日目午後ウプサラ)】
40名の方が入居する施設で、ここでは看護師・准看護師・理学療法士・作業療法士がスタッフとして活躍していました。またドッグセラピーも積極的に行われ、スウェーデンで行われるドッグセラピーの基礎を作ったのもここのドッグセラピストでした。
このセラピーの役割・効果など実際に訓練された犬にも触れ合う事が出来ました。
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エリクスダルガーデンの施設内
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適度な重量と抱き心地の人形/ドッグセラピーのため特別に訓練された子たち
後編では3日目・4日目の研修報告と、美しいスウェーデンの風景をお届けします! (後編はこちら)