2013年4月 のアーカイブ

ケアホーム伊賀 最新情報UPのお知らせ

2013年4月30日 火曜日

有料老人ホーム「ケアホーム伊賀」についての最新情報を、ハートケアグループのブログにUPしました。第2回目の今回は、内装・外装についての打合せの様子や、デザインウォールについてお伝えしています。ぜひ一度ご覧ください。


ケアホーム伊賀 最新情報を見る

『事例集とヒヤリ・ハット』事例掲載のお知らせ

2013年4月26日 金曜日

事例集とヒヤリ・ハットのページに「有料老人ホーム(成功事例):活動意欲を引き出し、身体機能の向上へ」を掲載しました。

有料老人ホーム(成功事例):活動意欲を引き出し、身体機能の向上へ

2013年4月26日 金曜日

本人像:80代 女性 要介護3/被爆以後体調不良、両下肢筋力低下、歩行困難


利用までの経緯

2人暮らしをしていた夫が入院。本人は手押し車で歩行していたが、尻もちをついたり、バスに乗るときに転倒したりとだんだん下肢筋力が低下し、手押し車での歩行も困難となる。夫は退院後一応自宅治療となるが歩行ができず、訪問介護サービスを利用する。ヘルパーが家庭を訪問すると薬の管理ができておらず、薬の量が多いようなので長男は薬依存症があるのではないかと心配している。排泄、移乗、食事作りの訪問介護サービスを続けていたが、長男夫婦は遠方から通っての世話はできず、夫の死亡後、当ホーム入居となる。入居時は寝たきり状態で寝返りも1人ではできず介助が必要な状態であった。


援助の方針と働きかけ

 夫の死後、精神的にも落ち込み、悲観的になっていて何事にも意欲がなく、すべてにおいて諦めが先にたっていた。常に声かけをし、傾聴し、コミュニケーションをとり、少しずつ気力を取り戻してもらうようにする。 加齢とともに判断力・理解力が低下し、日常生活全般において見守りと声かけが必要である。声かけをして本人の意思を尊重し、自立している機能を意識したケアを行い、楽しみを見出してもらい、安全で安心して楽しく過ごせるように支援していく。


服薬管理

ホームへ入居した頃は、投薬量も多く(薬への依存傾向があり、10種類以上服用していた)、体調を崩し臥床状態で寝返りをすることもままならなかったので、まず、ホームの主治医に相談し、適切な投薬量に変更してもらった。職員は、体調の不調の訴えに耳を傾け、医師と連携し、安心感を持ってもらうようにした。


離床から意欲と楽しみの喚起へ

入居時は寝たきり状態、ベッド上でスタッフに横を向かせてもらったり、上を向かせてもらったりしていた。食事も排せつもベッド上で全介助を行っていた。常に声かけし、気力を取り戻してもらえるように働きかけ、気分転換をしてもらえるように他の入居者との交流を促すうちに本人の意識に変化が生じてきた。同じようにハンディのある入居者とお話をしたり様子を見たりして「自分も頑張らねば」と前向きに考えられるようになってきた。そこで、体調を見てスタッフが「少し車いすに座ってみんなのところに行きましょうか」と誘い、食事の時も「みんなと一緒に食べたら楽しいよ」と声かけして離床を促し、生活にリズムをつけるようにした。本人の状況の変化と今後の方針を常に話し合い、統一した介護を行うように努めた。本人の意思を第一に尊重しながら、興味や楽しみを持ってもらえることを探して勧めた。何かできるようになったら、スタッフやほかの入居者が上手く褒めるとますますやる気になってくれた。

 離床時間も長くなり、元気になってきたので、気分転換と外出する楽しみを持ってもらうため、通所介護を週に1回利用した。レクリエーション、趣味活動に参加し笑顔が多く見受けられるようになってきた。しかし、車いすに座って過ごす時間が長くなると、臀部に圧力がかかって褥瘡ができてしまい、日中車いすに座っていることが困難となった。横になってもらう時間を増やし、褥瘡部分を薬で治療した。(褥瘡の治療はそのケースによっては医師の指導に従うことにしている)今では、褥瘡も完治し、自走式車いすで移動して生活している。もともと筆まめな方なので手紙を知人などに出すように促したところ、現在では週に1~2回手紙のやりとりを楽しんでいる。また、ホーム内のお花見などの行事に参加し、ホームでの毎日を楽しくすごすことができている。


結果とまとめ

 夫の死後精神的に落ち込み、下肢筋力低下と意欲低下が著しく、寝返りもすることができない。寝たきり状態になるとすべてにおいて諦めが先に立つようになっていた。日々、職員が本人の訴えに耳を傾け献身的に対応してコミュニケーションをとることで、信頼関係を築くことができた。そして、少しずつ前向きに考えられるようになっていき、趣味の水墨画、知人との手紙のやり取りなど自発的にやりたい活動を見出せたことで、意欲が引き出され、臥床中心の生活から車いすの自走へと身体機能面も向上した。入居時とは別人のように活動的になり、生活リズムが安定して毎日を楽しく過ごせるようになっている。現在では、洗面所、トイレなどホーム内は車いすで自走し、洗面、排泄、着替えなども自分でできるようになった。自力歩行は機能的には難しいが、本人は「もう一度歩きたい」という前向きな思いも抱いている。意欲を引き出すことが身体面に非常に良い効果を及ぼすことを実感した事例である。


メディケア・リハビリ訪問看護ステーション 現任者研修のご報告

2013年4月25日 木曜日

去る4月7日、ホテル日航にて開催されたメディケア・リハビリ訪問看護ステーションの第7回現任者研修の様子をUPしました。

ハートケアグループブログに掲載していますので、ぜひご覧ください。


メディケア・リハビリ訪問看護ステーション 現任者研修の様子を見る




ケアホーム伊賀 最新情報UPのお知らせ

2013年4月24日 水曜日

ケアホーム伊賀の進捗状況平成25年8月1日オープン予定の住宅型有料老人ホーム「ケアホーム伊賀」についての最新情報を、ハートケアグループのブログにUPしました。第1回目となる今回は、4月24日現在の建物の工事の進捗状況をお伝えしています。

今後も随時ブログ上でケアホーム伊賀の情報をお伝えしていきますので、ご期待ください。


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ハートケア通信5月号

2013年4月24日 水曜日

ハートケア通信5月号をアップしました。

『事例集とヒヤリ・ハット』事例掲載のお知らせ

2013年4月23日 火曜日

事例集とヒヤリ・ハットのページに「介護サービスへの不信解消でゆとりある家族介護へ」を掲載しました。

ケアプラン(成功事例):介護サービスへの不信解消でゆとりある家族介護へ

2013年4月23日 火曜日

本人像:60代女性 要介護度5 統合失調症、慢性関節性リウマチ

 

利用までの経緯

 夫・息子・娘・孫の5人暮らし。本人は関節リウマチで両手指に変形があり、統合失調症である。歩行は不安定で手引き歩行の状態。食事は自分でできるが、排泄、着替えは介助が必要である。そんな妻の介護を夫は一人で担っており、そのストレスから妻に対しての虐待が徐々にエスカレートしていった。息子は介護にも虐待に対しても無関心で、娘も知的障害があるので介護への協力は難しい状況であった。夫は誰も信じられない、国も何もしてくれないと自暴自棄になっていた。保健所から相談がありサービス開始になる。


援助の方針と働きかけ

 家庭内に抱えている諸問題を具体的に整理し実行していく力が世帯全体で弱いので、夫の悩みや困っていることをゆっくり親身になって聞くことから始め、夫に安心してもらうことを第一の目的とする。本人の問題(身体面・精神面・栄養状態)、長女と孫の子育て環境の問題、住環境整備の問題、介護負担感の増加によるストレス問題を各セクションの担当者が連携し合い、優先順位を協議していく必要がある。施設入所を視野に入れながら夫の介護負担軽減のためにもショートステイを利用し、各事業所で情報交換をして支援していく。


サービス開始

 本人はデイサービスを希望していたが、夫は金銭的な心配をしているため、初めはデイサービスを週一回の利用でサービスを開始する。本人は入浴に満足していた。ショートステイも一度利用するが、本人に熱が出て呼び出し・通院・看病とかえって負担が増えたこともあり、夫はサービスに不信感を抱いていた。そのため、夫のストレス軽減目的と妻の安全目的のために継続的にショートステイの利用を勧めても理解してもらえない状況であった。


介護者との信頼関係の構築

家族間で諸問題を抱えている家庭であるため、夫はどうしたらいいか分からないのに誰も手伝ってくれない、相談できる人もいないということで精神的に追い詰められていた。最初はただ夫の怒りや、医療やデイサービス、ショートステイ利用時の不信感などの話を聞くことだけに徹し、夫との信頼関係の構築に努めた。夫が排泄介助で困っているときなど、こうしたらいいよと手伝い、アドバイスもした。夫の精神安定のため、通常は月1回の訪問であるが、週一回以上に回数を増やし、本人・家族の了解のもと必要性を感じたら訪問して夫の悩み・問題点を整理していった。

医療・デイサービス利用時の不信感については、医師と連携をとり協力してもらった。デイサービスへの往診、担当者会議への出席により、医師が夫と面談しアドバイスすることで不安を取り除いてもらった。  そして、本人だけではなく家族全体の問題を聞いて一緒に考え解決しようとした姿勢や思いが夫にも通じ、ケアマネージャーは味方なのだと思ってくれるようになった。そうして、信頼関係ができたことで週三回のショートステイを利用するようになり、家族も休養ができ、一週間のリズムもできて、ヘルパーサービスの導入にも繋がった。


本人への支援

統合失調症のため気分にムラがあり、判断力に乏しく無気力である。虐待されても考えられず、これでいいんだと思ってしまうようである。本人は虐待があっても夫が好きでずっと家にいたいと思っているので、家族と一緒に在宅生活を続けるためにも、ショートステイを利用して家族の介護負担を軽減する必要性を根気よく説明した。清潔の保持については、デイサービスとショートステイの利用により定期的な入浴が可能となり、利用中は清潔を保持できているが、在宅中は不衛生な状態が続くことがあり、課題である。訪問介護サービス利用を増やすなどを検討中である。


結果とまとめ

 信頼関係が築けたことでショートステイの利用となり、本人は24時間安心して生活でき、体調も安定し、家族も休養がとれた。こうした成功体験を積み重ねることで、夫は支援を受けることに否定的でなくなり、ヘルパーサービス導入にも結びついた。サービスを利用するようになり、夫の介護負担とストレスも少しは軽減できたようで、夫に笑顔も見られるようになり、虐待が減少したことは大きな成果と言える。

 虐待については、最初デイサービスの職員から「あざがある」と聞くだけで状態を詳しく把握できなかったが、ヘルパー利用が始まると、夫は几帳面な性格からデイサービスの迎えの時間前に本人が準備に手間取ったりした時に、遅れてはいけないと思い手がでるということがわかった。夫のイライラをなくせば虐待もなくなると思われたので、夫の悩みをゆっくり傾聴し、相談にのり、解決することに努めた。

 その家族の生活スタイル・環境は、急に変えることはできないが、本人の気持ちと家族の気持ちにズレがあっても根気よく諦めずに話を聞くことで、「この人は私たちの味方である」と感じてもらえることが問題解決の一歩前進になると実感した。介護サービスへの安心感と信頼関係を築けたことで、利用者とその家族にとってゆとりある介護生活を提供できた事例と言える。


職員募集(ケアマネージャー)

2013年4月18日 木曜日

ハートケア交野のケアマネージャー(パート)を募集しています。

詳細は、職員募集のページをご覧ください。

PT・OT・ST対象就職説明会のご案内

2013年4月17日 水曜日

 「地域に興味があるがどんなことをするかわからない」「訪問リハビリしたいが経験が無い」など、転職は考えているがなかなか地域にふみ出せない方はおられませんか。 この度、株式会社メディケア・リハビリでは訪問看護ステーションの事業拡大に伴い、療法士転職者向けに就職説明会を開催いたしますので、是非お越しくださいませ。


  【日   時】 ①6月8日(土) 10:00~11:30 (受付 9:45~) 

           ②平成25年6月21日(金) 19:00~20:30 (受付 18:45~)
  【会   場】 ①大阪府藤井寺市御舟町1-63 藤井寺オフィスビル2階C号室

           ②大阪府大東市御供田3-13-28 川田ハイツ1階

  【アクセス 】 ①近鉄南大阪線 藤井寺駅から徒歩8分 (会場周辺地図)

          ②JR学研都市線 住道駅から徒歩8分 (会場周辺地図)

  【対   象】 作業療法士・理学療法士・言語聴覚士 有資格者 (経験年数は問いません)
  【持 ち 物】 特になし
  【説明内容】 Ⅰ会社概要について
           Ⅱ訪問リハビリ業務について
           Ⅲ教育・研修について
           Ⅳ処遇について


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