平成25年5月1日、大阪市中央区に大阪中央営業所、大東市に大阪北営業所が開設されました。ブログに各営業所のご紹介と営業所長からのご挨拶を掲載しましたので、ご覧ください。
2013年5月 のアーカイブ
5/1新規開設営業所のご紹介
2013年5月14日 火曜日ケアホーム伊賀 最新情報UPのお知らせ
2013年5月14日 火曜日青蓮荘だより5月号
2013年5月13日 月曜日青蓮荘だより5月号をアップしました。
『事例集とヒヤリ・ハット』事例掲載のお知らせ
2013年5月9日 木曜日事例集とヒヤリ・ハットのページに「有料老人ホーム(成功事例):本人の気持ちに寄り添う介護で認知症も改善へ」を掲載しました。
有料老人ホーム(成功事例):本人の気持ちに寄り添う介護で認知症も改善へ
2013年5月9日 木曜日本人像: 90代女性 要介護5/認知症、難聴、下肢筋力低下
利用までの経緯
息子夫婦と同居しているが、息子夫婦はそれぞれ持病があり通院していて思うように介護できない。本人は普段は自室にいて自分のことは自分でしていたが、布団で横になったり床を這いまわったりする生活で、認知症からいたるところで用を足し、更衣や入浴を嫌った。そのため困った家族が当ホームに相談し、入居することになった。
援助の方針と働きかけ
認知症のため日常生活全般にわたって介護・見守り・指示が必要。日常生活を清潔で安心して継続できるように、安全面も考えて自立を促せるよう支援する。また、環境を整えて安全と介護者の負担軽減を図る。
コミュニケーション
難聴で認知症のため、コミュニケーションが取りにくくはあるが、スタッフが常に笑顔で顔を見てゆっくりと大きな声で声かけをして、喜怒哀楽のちょっとした表情の変化や何か訴えるような視線やしぐさも見逃さずに意向を傾聴して本人の気持ちに寄り添う介護を続けた。このように根気よく接することで自然とコミュニケーションがとれるようになり、入居時には険しかった表情もよくなり、笑顔も出るようになった。
失禁
当初はベッドや床で服や下着をすぐに脱ぎ、尿失禁・便失禁を繰り返した。そのため、用便の様子があればすぐにトイレに行くようにしたり、時間を決めてトイレに行くようにしたりしたところ、今では自分から「トイレに行きたい。連れて行って」と言うようになった。
入浴の抵抗
当初は入浴にひどく抵抗したが、「大丈夫ですよ」「温まりましょうね」と安心してもらえるように声かけをしながら入浴してもらうことで、入浴の気持ちよさを感じてもらうことができ、受け入れてもらえるようになった。そのため、1か月ほどで顔色はすっかりよくなった。今では入浴を楽しみにしていて「ええあんばいや」「二十歳の娘のようにピカピカになった」と笑顔で話すようになった。
結果とまとめ
スタッフが常に笑顔で顔を見てゆっくりと大きな声で声かけをして、ちょっとした表情の変化やしぐさに留意して本人の気持ちに寄り添う介護を続けることによって、自然とコミュニケーションが取れるようになり、信頼関係ができた。また、他の利用者と一緒に食事をしたりホールで過ごしたりすることで、楽しさも感じ、穏やかで安定した生活ができるようになった。今では洗濯物たたみを手伝ってくれるほどホームの生活に馴染んでいる。家族が面会に来た時も穏やかに話をしている。
当ホームで規則正しい生活を送ることにより、生活のリズムを取り戻し体調も改善して気持ちも穏やかになると、認知症状にも改善がみられた。不安になる要因を取り除き、寄り添って過ごしてくれる人がいることが認知症改善には良かったのだと思う。
職員募集(看護職員、ヘルパー)
2013年5月7日 火曜日・メディケア・リハビリ訪問看護ステーション阪神中央(仮称)の看護職員(正社員/パート)
・デイセンターリハビリプラザ美原の看護職員(パート)
・ヘルパー24羽曳野のヘルパー(パート)
を募集しています。詳細は、職員募集のページをご覧ください。
『事例集とヒヤリ・ハット』事例掲載のお知らせ
2013年5月2日 木曜日事例集とヒヤリ・ハットのページに「訪問介護(成功事例):ヘルパー拒否から1ヶ月半で拒否の解消へ」を掲載しました。
訪問介護(成功事例):ヘルパー拒否から1ヶ月半で拒否の解消へ
2013年5月2日 木曜日本人像 80代女性 要介護3・認知症
利用までの経緯
2人の息子は遠方在住のため、夫の死後は独居になる。認知症の進行により1日に何度も郵便局にお金を引き出しに行ったり、薬をもらいに何度も通院したりとトラブルも増えた。自治会の方からもこのままでは火事を起こしたら危ないと行政に連絡があり、ヘルパーサービスの利用開始となる。ただし、本人はヘルパー利用料がかかるためヘルパー利用の提案を拒否するので、当初は本人の代わりに息子が契約し、ヘルパーは市の職員という名目で訪問開始となる。
援助の方針と働きかけ
ヘルパー利用を拒否していたため、最初は市の職員として家に入れてもらう。そこを切り口に本人と信頼関係を築くようにした。そのためには、まずは利用者の話を聞き、受容と傾聴の態度でコミュニケーションをとり、心を開いてもらえるように努めた。そして、次のステップとして生活援助や身体介護などのサービスの開始を目指した。
サービス受け入れまでの取り組み
当初は市の職員という名目で訪問を開始したため、最初の1か月半はお客様扱いで応接室に通され、対話だけでサービス時間が終了した。本人が若い頃は、看護師として活躍していたため話はいつもその頃の話題になり、傾聴姿勢でコミュニケーションをとり関係をつくることを大切にした。話の中で、手先にしびれがあり包丁が使えないと本人が話してくれた時には、さりげなく「お手伝いしましょうか」と尋ねてみるが、いつも「自分でできる」との返事で、なかなかサービス開始に繋がらなかった。
当初からコミュニケーション重視の方針で取り組んでいたが、話を聞くだけで何のサービスもできないことに、ヘルパーは焦りを感じ、顔馴染みになっても進展しない状況にこのまま続けていいのかというジレンマを感じる日々が続いた。そのため、ある日思い切って「今日はとても良いお天気だから掃除でもしましょうか」と積極的に言い、明るく率先して掃除機をかけた。本人は突然のことで驚いた様子だったが、特に抵抗せず、掃除が終わると素直に喜んでくれた。そしてその日を境に、台所に立つことも受け入れてくれるようになり、調理も一緒にできるようになった。その後は、買い物同行の依頼もあり、本人と話しながら一緒に買い物に出かけられるようになるなど、1つずつ援助できることが増えていった。
入浴については提案すると「こんなお昼からお風呂には入れないわ」と言われたので、まずは風呂の掃除をしてから様子を見て、「もう、お湯を張っておいたので入りませんか」と誘導してみると拒否なく入ってもらえることができ、今では洗髪などの介助もできるようになった。
認知症の方への配慮のしかた
認知症の方と話をしていると同じ話を何度もする時があるが、認知症の方もプライドがあり、言われたことを理解していることも多いので「前にも聞きましたよ」とは絶対に言わず、何度も耳を傾け「受け入れてもらえている」という安心感を持ってもらえるように心がけた。また、レンジで温めた食事をそのまま忘れて食べてない時も多いが、そのことを知ると本人が落ち込むので、そのことには触れずにさりげなくレンジや炊飯器の中を確認し、忘れないように食事を取ってもらうようにした。
結果とまとめ
サービス時は、本人の思いを聞き入れてその意向に沿うという受容の姿勢はどの利用者に対しても大切だが、特に拒否のある利用者にとってはその姿勢が安心に繋がる。しかし、本事例では、状況が改善されない中、ヘルパーの立場から改善に向けて積極的に働きかけたことがいい結果に繋がった。これは始めの頃に話を聞くコミュニケーションに徹したことで利用者とヘルパーの間に信頼関係ができたことによる結果であると思う。状況を見てヘルパーが誘導し、積極的に状況改善のきっかけをつくってあげることも大切であると感じた事例である。
ケアホーム伊賀のパンフレットができました
2013年5月2日 木曜日平成25年8月オープン予定の住宅型有料老人ホーム『ケアホーム伊賀』のパンフレットができました。
ケアホーム伊賀のご利用料金、こだわりなどをご紹介していますので、ぜひご覧ください。
また、今現在のケアホーム伊賀の工事の進捗などをホームページのブログでご紹介していますので、そちらもあわせてご覧ください。
同行援護従業者養成研修のページができました
2013年5月1日 水曜日NPO法人ケア・ユニゾン主催の『同行援護従業者養成研修』の情報をお届けするページができました。
同行援護従業者は、視覚障害のある方にとってはなくてはならないパートナーです。代読や代筆などのコミュニケーション支援、更衣・排泄・食事の介助等、同行援護サービスを提供するために必要な資格です。応用課程の資格取得者は、同サービスのサービス提供責任者になることができます。
次回の同行援護従業者養成研修は、6月に開講いたします。
【一般課程】平成25年6月4日(火)~6月7日(金) (4日間)
【応用課程】平成25年6月10日(月)~6月11日(金) (2日間)
現在、研修を受講する方を募集しています。研修のカリキュラム、募集要項、申込書などは上記のページでご覧いただけます。お電話・メールフォームで資料請求も受け付けておりますので、お気軽にお問合せください。
資料請求・お問合せは TEL:072-931-7877 NPO法人ケア・ユニゾンまで