・メディケア・リハビリ訪問看護ステーションの一般事務(正社員、障害者採用)
・デイセンターリハビリプラザ羽曳野の一般事務(パート、障害者採用)
を募集しています。詳細は、職員募集のページをご覧ください。
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事例集とヒヤリ・ハットのページに「通所介護(成功事例):デイ・ショートステイの利用による介護負担の軽減」を掲載しました.
本人像:80代、女性、要介護5、認知症
利用までの経緯
若い頃は店を経営していたため、話好きで社交的な性格。長男夫婦と夫と同居しており、夫婦でデイサービスに週2回通いながら生活をしていたが、夫の死後に認知症が進行し、傍に誰かいないと不安から大声で叫ぶようになった。家族の介護負担が大きく、デイサービスとショートステイのサービスを徐々に増やすことになる。
解決すべき課題
・穏やかに日常生活を送る。
・身体機能低下の防止
・認知症の進行と身体機能低下により、思うようにできないことから大声で叫んだり、物を投げつけたりなどの暴力行為を抑制すること。
利用中の働きかけ
介護負担の軽減、別居家族の理解
家事などで家族が離れると一人でいることへの不安から大声で叫んだり、認知症から立ち上がりや歩行できないことを忘れて椅子やベッドから転倒したことがあり、転倒防止の工夫をしたが、それを引きちぎったり、暴れたりして目が離せないため、家族は介護に疲れ、不眠から体調を崩した。そのため、週2のデイサービス利用から週4、週6と回数を増やすことにした。しかし、他の家族は、訪問時に本人が問題なく過ごす様子しか見ていないために、毎日のデイサービス利用や月10日のショートステイ利用に難色を見せたが、近くの知人や孫からも日ごろの様子を話してもらうことや根気よく説明することでなんとか理解してもらえた。
サービス事業所での働きかけ
デイサービスではデイのスタッフや利用者など誰かが近くにいるように配慮したので穏やかに過ごせている。その配慮により、大声で叫ぶ行為はなくなった。しかし、不穏状態が続く時は、施設内を車いすでの散歩やスタッフ1対1で穏やかに話すなどして気分転換を図る。立ち上がりや歩行ができないことは重度の認知症のため覚えていられないが、スタッフが転倒防止の見守りをしている。
家族の声
家族の声:本人は機嫌よくデイサービスやショートステイに行ってくれるので、安心して託せる事ができ、介護負担も軽減して本当に助かっています。
結果とまとめ
認知症の進行に伴い、身体機能も徐々に低下。家族の介護負担が大きく、日常生活の破綻に至る。しかし、たまに来る他の家族の理解が得られず、毎日のデイサービス利用や月に10日間のショートステイ利用に批難があったが、根気よく話すことにより理解がもらえ、本人も家族もゆとりある平穏な日常生活を取り戻せた。本人の生活改善は、介護にあたる人たちの生活改善がなくてはできないことである。本事例は、介護する家族への配慮と働きかけにより家族の生活を改善ができた事例である。
◆ケアホームだよりでは、
ボランティアグループの演奏、夏祭り、七夕、100歳の入居者様のご紹介
◆青蓮荘だよりでは、
七夕イベント、銭太鼓の練習風景
などをご紹介しています。
グループ通信のページからご覧ください。
事例集とヒヤリ・ハットのページに「有料老人ホーム(成功事例):介護抵抗のある認知症の方の介護」を掲載しました.
本人像:90代 女性 要介護4 認知症
利用までの経緯
長男夫婦と3人暮らしであったが、介護を担っていた嫁が亡くなり日中は独居となる。下肢関節にゆがみと痛みがあり、ゆっくり杖歩行での移動はできるが不安定な状態。手すりのない所は転倒の危険もある。認知症も発症しているため、ご飯を食べたことを忘れたりして排泄も困難になっている。そのため、日中・夜間ともに介護が必要となり、自宅近くの施設に入居となる。
援助の方針と働きかけ
・転倒防止
介護用ベッドを利用してベッド柵を利用し、自分で寝起きができるようにする。廊下を移動するときは手すりを持ってもらい転倒を防止する。
・排泄
自力では失敗なく排泄できないため、定期的なトイレへの誘導や本人からの訴えがあった時に介助する。夜間についてはポータブルトイレを使用し失敗をなくすようにする。
・昼夜逆転への対応
夜眠れない時は、無理に寝てもらうような声かけはせずに少しの間、世間話をして付き合ったりしてホットミルクを飲んでもらうと落ち着いて居室に戻る事が多い。
・介護拒否への対応
無理強いせずに時間をおいてスタッフを変えるなどして世間話をしながら誘導すると抵抗なく介護が行える事が多い。プライドが高く、人目のある日中には「自分でできる」と拒否される事が多いので、本人のプライドに傷をつけないように声かけをし、別室に移動するなど他の利用者にわからないように介助を工夫する。
・楽しみのある生活
ホームでは歌を歌ったり、話をするのが好きなので童謡や唱歌をみんなで歌ったり、ボール投げやゲームなどのリクリエーションにも意欲的に参加できるように支援する。また、デイサービスを利用したり、地域の老人会にもできるだけ参加できるようにスタッフが付き添うなど他者との関わりを持てるように取り組みを行う。
結果とまとめ
日中は介護拒否が見られるため配慮が必要であるが、夜間になるととても素直になり、声かけや誘導排泄介助に感謝の言葉を言ってくれる。また、性格はとても明るく、活発でレクリエーションや外出が大好きで散歩に出かけると、知らない人にも手を振ったり、自分から挨拶をするなど元気に楽しく過ごしている。本事例は、本人の性格を理解してプライドを傷つけないように配慮することでスムーズに介護を受け入れてもらえたと言える。今後も、近所の公園への散歩やデイサービス・老人会への参加など楽しみを取り入れ、支援しながら地域との関わりを深めていきたい。
営業所通信2013年8月号をUPしました。グループ通信のページからご覧ください。
新入職員の声のページに、職員のコメントを新しく追加しました。
事例集とヒヤリ・ハットのページに「訪問介護(成功事例):サービス拒否の認知症利用者との信頼関係作り」を掲載しました.