ハートケアグループ

アクセスのご案内サイトマップ
資料請求・お問合せはコチラから

事例集とヒヤリ・ハット

関連企業・関連ニュース・相互リンクなど
一覧に戻る
タイトル
マーク 2010.06.28 line 訪問リハビリ(成功事例):自主トレーニングを継続し歩行に自信が持てるようになった

事例

本人像:50歳女性 要介護1/脳梗塞(左片麻痺)


(サービスに至る経緯)

夕飯の支度をしている時、左手の痺れを感じた直後、強い頭痛に襲われ、すぐに息子に近くの病院へ連れて行ってもらう。脳梗塞と診断され、そのまま入院。1ヵ月で杖歩行が可能となり退院するが左手に麻痺が強く残ったため3ヶ月間通院でリハビリを行った。通院でのリハビリ終了後に「リハビリを続けたい。自宅でできるリハビリを教えて欲しい。」という意向が強くケアマネジャーより月2回訪問リハビリの依頼があった。


(開始時の状況)

・自宅内は杖を使って歩いて移動できるが階段や段差の上り下りは手摺りがないと不安定。
・屋外を歩く時にもふらつきがあり不安定。
・自主トレーニングを毎日頑張っているが、自分で考えた自主トレーニングなのでうまくできているのかと不安を感じていた。


(解決すべき課題)

・階段、段差の上り下りや屋外での歩行が安定し、自信を持てるようになる。
・適切な自主トレーニングプログラムを継続して行う。


(リハビリ目標)

短期目標:適切な自主トレーニングプログラム作成
長期目標:屋外歩行と階段、段差昇降が安全に行え、スーパーに買い物に行ける。


(リハビリ内容)

自主トレーニングプログラムを継続して行い、階段・段差の上り下り、屋外歩行が安全に行えることを主目的として月2回の訪問リハビリを実施する。
・自主トレーニングプログラムの作成
・屋外歩行訓練
・階段、段差昇降訓練


-------------------------------------------------

ヒント


(~6ヵ月後 現在の状況)

・自宅内は杖を使わずに安全に歩いて移動できるようになり、屋外では杖を使い、ふらつくことなく安全に歩くことができるようになった。
・階段、段差の上り下りは手摺りがある時には右手で手摺りを握り、左右交互に一段ずつ上り下りができ、手摺がない時は同じ段で一度両脚を揃えて上り下りをすることで安全にできるようになる。
・買い物は家族や友人の付き添いがはあるが、休憩を入れずにスーパーまで行けるようになる。
・自主トレーニングは体調の悪い日以外は毎日続けている。


(利用者の声)

「自分で考えた自主トレーニングプログラムは半信半疑だったけれど作業療法士さんが考えたプログラムは方法、注意点など詳しく説明されていたので安心して練習できます」


(まとめ)

このケースは、月2回の訪問リハビリで作業療法士が直接関わる時間は約1時間であった。それでも成果が現れたのは本人に適切な自主トレーニングプログラムを継続して行ってもらうことができたためである。自主トレーニングが継続できた要因として一つは本人の日常生活動作(屋外歩行・段差、階段昇降)を確認し、動作がしやすくなるような必要なメニューを自主トレーニングプログラムに組み込んだこと、もう一つは本人が年齢的にも若く、もっと身体を自由に動かしたいという意思が強く、リハビリに積極的であったことがあげられる。
作業療法士が直接関わる時間が少なくても適切な自主トレーニングプログラムを提供し、意欲的に継続して実施してもらえた結果、成果が現れたケースである。

一覧に戻る
space
このページの上部に戻る