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タイトル
マーク 2013.03.05 line 通所介護(成功事例):リフト浴から歩行入浴へ

本人像:60代男性/要介護4 脳出血後の後遺症 右片麻痺


利用までの経緯

脳出血後後遺症で右上下肢の麻痺と言語に少し支障をきたしている。同居している母も高齢で要介護状態であった。本人のリハビリへの意欲が高く、通所介護を利用して残存機能の維持向上をし、自力での入浴など日常生活でできることを増やすため通所介護を利用することになった。


援助方針と働きかけ

リフト浴ではなく、自分で歩いてお風呂に入りたいという本人の希望を実現するために、右上下肢筋力向上のためのリハビリを通所にて行うことが決まる。第一段階として、リフト浴をやめ、車椅子で浴室まで行き、浴室の中で浴槽と同じ高さのシャワーチェアに移り、座ったままお尻で回転して浴槽をまたぐことを目標にした。それができるようになると、次の段階では、シャワーチェアを使わずに車椅子から立ち上がり、手すりを掴みつつ浴槽をまたぐことを目標にした。転倒に注意しつつ見守り介助しながら、本人の意思にそって進めた。体調の波があるためリハビリの成果は前進したり後退したりを繰り返しながらも、本人の強い意欲によって第二段階の目標もクリアできた。最後の段階としては、浴室の中まで車椅子を利用するのをやめ、ゆっくり歩いて浴室に入ることを目標にした。リハビリの結果、脱衣所までは杖歩行、浴室までは杖なしでゆっくり歩行でき、手すりを掴んで立って浴槽に入れるようになった。


結果とまとめ

61歳の時、脳出血で倒れ右片麻痺、言語障害が残ったが、本人は自立したい思いが強く、歩行での入浴を望んでいた。通所サービスを利用し、膝を伸ばして地面を踏ん張れるようにパワーリハビリ機器「ホリゾンタルレッグプレス」を使用して訓練し、他に体のバランス改善を目的に重心移動の練習を繰り返した。通所でリハビリ訓練をしながら趣味クラブ(ちぎり絵)にも熱心に参加した。本人の希望を尊重し、リハビリ計画を本人が自信を持てた状態で段階をふんで進めていったことで歩行での入浴が可能となったと思われる。意欲とリハビリの成果事例と言える。

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