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タイトル
マーク 2013.10.16 line 通所介護(成功事例):デイの活用で意欲向上へ

本人像:50代 女性 要介護5


利用までの経緯

脳出血と脳梗塞を発症してから後遺症で右半身麻痺となり車いす生活になる。立位保持・排泄・着替え・食事・入浴など日常生活においてすべて介助が必要であり、言語障害もあり、発語が聞き取りにくいこともあるが、コミュニケーションは可能という状態である。医師からADL低下を防ぐため、維持リハビリを行った方がいいとの指示があり、デイサービスの利用となる。


解決すべき課題

・意欲低下

・安全で自立した自宅生活ができるようにする。


援助の方針と働きかけ

・日常生活動作の自立のため、デイのリハビリ訓練でまずは車いすから安全に移乗できるようにする。

・福祉用具の活用やデイやヘルパーの利用などにより、自立できる生活環境を作って支援する。


デイルーム利用の当初は、意欲低下気味の様子であったが、本人は「自分で何でもできるようになりたい」との気持ちがあったので、パワーリハビリやスリングセラピーの効果を説明して具体的なリハビリの目標を持ってもらい、意欲を持ってトレーニングしてもらえるように声かけと働きかけをした。

下肢装具をつけるようになり、デイでも下肢装具をつけて歩行する練習を取り入れた。マシントレーニングの効果もあり少しずつ筋力がアップしたため、立位でのスリングセラピーも試すとできるようになり、その時は他の利用者から拍手が起こり、本人も感激して涙ぐんでいた。その事があってからはさらにリハビリに意欲的に取り組むようになった。


利用者・家族の声

本人:他の利用者の声援や励ましが大変嬉しかった。

家族:本人がすごくやる気が出てきて家族みんな喜んでいます。


結果とまとめ

リハビリの成果が表れ、座位から立つ動作がスムーズに行えるようになり、車いすへの移乗が安全にできるようになった。

リハビリの継続により、四点杖での歩行も少しはできるようになり、自宅の階段の昇降も杖歩行でできるようになった。現在は、週に一度訪問看護も利用し、療法士による指導のもと徒手療法・ストレッチ・神経筋再教育・基本動作訓練などを行い、さらなる回復を目指している。

後遺症により構音性障害があるものの、現在では他の利用者とコミュニケーションもとれており、友達と話すこともデイに通う楽しみになっている。

デイの利用を始めてから、スタッフや他の利用者との交流の中でリハビリに取り組む意欲が生まれ、楽しくリハビリに励んだことで日常生活をより良く改善できた事例と言える。

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