ハートケアグループ

アクセスのご案内サイトマップ
資料請求・お問合せはコチラから

事例集とヒヤリ・ハット

関連企業・関連ニュース・相互リンクなど
一覧に戻る
タイトル
マーク 2013.11.18 line 有料老人ホーム(成功事例):独居生活から家庭的なホームでの生活で不安の解消へ

本人像:80代 男性 要介護5


利用までの経緯

妻が先に亡くなり、独居となった。介護サービスを利用しながら在宅生活を続けるが、認知症を発症し、散歩に出て鍵を無くすから始まって徐々に症状が悪化し、過食、夜間徘徊、失禁も続くようになった。生活全般に対しての気力低下も見られたため、近くに住んでいた長男は本人の在宅生活は困難と判断し、ケアマネと相談をした上で長男の家の近くの有料老人ホームへの入居となった。


解決すべき課題

・日中布団から出ようとしないので、できるだけ離床を促し、生活リズムをつける。

・集中力が維持できず落ち着かない様子で、食事中も立ち上がることが度々ある。

・突然に物や壁を気が済むまで強く叩く行動が度々ある。

・夜間徘徊がある。


援助の方針と働きかけ

 認知症の進行による気力減退と加齢による体力の低下のため、歩行が不安定になっているため、生活全般において誘導指示と転倒防止の見守り介助が必要である。訪問介護サービスを利用し、食事、排泄、入浴、更衣などの介助をして清潔の保持ができるように支援する。社会参加についても考え、生活を活性化するために通所介護サービスも利用し、外出の機会を設け、趣味(エレクトーンの演奏)を楽しみ、人とふれ合えるようにする。

物をたたく行為については、心療内科を受診して適切な薬を処方されたことで減少した。また本人の不安を和らげるため、家族との連絡と連携も頻繁にし、長男が休暇の時には外出に連れ出すなどしてもらった。


結果とまとめ

ホームのスタッフにも慣れ、家族も毎週面会に訪れるので、入居当初よりも落ち着つきが見られ、ホームでの生活リズムにも順応している。長男からは「父も自分も安心できる場所が見つかってよかった。両親が元気なころより、今の方が親子三世代に強い絆ができたように思う」と喜んでくださっている。

利用者と家族の双方にこれからも満足していただけるようにスタッフで努力していきたい。

一覧に戻る
space
このページの上部に戻る