経緯
・ヘルパーが訪問すると、ご利用者は特に変わった様子もなく、いつも通り家のカギを開けて笑顔で迎えてくれた。生活援助のサービスで、掃除と調理を行っていたが、知らぬ間にご利用者が外出してしていた。ヘルパーはご利用者が出て行ったことに気がつかず、引き留める事が出来なかった。しばらく近所を探したが見つからず、事業所に連絡をした。
再発防止
・このケースでは、ご利用者が家を出て行ってしまったのに、ヘルパーが気がつかなかった事が大きな問題点である。生活援助のような直接ご利用者と同じ空間に居ない場合でも、常にヘルパーはご利用者の様子を伺い、確認しながら活動しなければいけない。
・認知症等のご利用者で、どうしても外に出たいと言われる場合、まずそういった事態を回避できるようにヘルパーの声かけが重要になる。
・ご利用者が出て行ってしまう場合については、力ずくで止めるわけにはいかないので、一緒に付き添い、同時に事業者へ連絡し、指示を仰ぐ事が必要である。