本人像:78歳男性 要介護4/脳梗塞
(サービスに至る経緯)
2年前に脳梗塞を起こし、病院で3ヶ月間リハビリを行った。左方麻痺が残ったが退院時には杖で歩行できる状態まで回復した。退院後、自宅内での移動の際、転倒することがあり、転倒する回数が増えてきたため歩くことに自信をなくし、家の中でも車椅子を使うようになる。
状態が悪くなってきていると感じた家族より「家の中だけでも歩いて移動できるようになってほしい」という希望があり、歩行能力の向上を主目的としてデイサービスの開始となる。
(デイサービス開始時の状況)
歩くことに対して不安が強かったため、デイサービスの建物内でも車椅子で移動していた。また移乗動作が不安定で排泄時に車椅子からトイレ便座への移乗の際には、バランスを崩すため、転倒しないように介護職員が支えて行っていた。その他、立位時には麻痺側下肢に荷重することに不安があった。
(提案・対策)
・歩行時のバランス向上と転倒予防を主目的として週3回、デイサービスでのリハビリを実施する。
・スリングセラピーを使用し、座位や立位でバランス訓練を行う。 |